いのちの風を織る
mapuです。
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今日のアート
志村ふくみ「アトリエシムラ」@京都河原町
アトリエシムラの色糸はすべて草木染めによるものです。根や枝、葉など植物の生命からいただいた色を、手作業で染めています。柔らかく繊細で透明感のある色合いは草木染めならではのものです。季節や地域にも影響を受けるため、色は作り手にとって、またお客さまにとっても一期一会です。自然が与えてくれる美しさを、目だけでなく肌でも感じていただけるはずです。
この色糸を、人の手によって機(はた)で織りあげています。経糸(たていと)には蚕の繭からいただいた艶やかな生糸を、緯糸(よこいと)には柔らかく風合いのよい紬糸(つむぎいと)を配します。この経糸、緯糸の組み合わせで独特の織色を生み出しています。
アトリエシムラのシンボルマークが表しているのは「葉脈」です。私たちが工房で作りだすものがすべて、自然からのいただきものでできていることを象徴しています。私たちの物づくりの根底には、自然への畏敬の念と感謝があります。
アトリエシムラの基調色は鼠色です。私たちにとって鼠色は「自分を無にして他の色を生かす色」です。そんな神秘の鼠色をアトリエシムラの想いに重ねています。鼠色は、夜叉五倍子(やしゃぶし)、団栗、桜、梅、白樫、枇杷など、日本の山野にあるほとんどの植物から染めることができます。
植物の生命の色に染めた糸でひとつひとつ丁寧に織り上げられた商品が、お客さまの心に寄り添い日々を彩ることを願っています。
引用:アトリエシムラHPより
晩秋の京都・嵯峨野を、草木染めに携わる志村昌司さんの案内で漫画家ヤマザキマリさんらが歩く。淡い光のグラデーションで見つめたのは、日本の美の原風景ー。 #THEKYOTO https://t.co/DyJqdJPh5W
— mapu (@mapu888mapu) 2020年12月25日
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今年夏姫路市立美術館で行われた志村ふくみ展
着物は主に美術館に。
お店には購入可能なスカーフと帯締めが。
自然からいのちをいただく特権を与えられた方、
人間国宝志村ふくみさん。
御年96歳!
彼女の作品には遊び心があって、粋。
着物でありながら、
シルクロードのあたりの砂漠の民が身に着けるような、
外国の香りが広がる。
インドネシアのかご作家さんとのコラボ。
楽しみですね。
外は木枯らし。
なのに、アトリエには心地よい春風が吹いているようでした。
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