mapu art gallery

日々のアートなこと・モノ、食・呑み、建築・・旅で見たもの・買ったもの、 ギャラリー・美術館インフォ、自作/他作品などをその日独自で選んだ音楽とともにお届け。 アンテナがピンと立つ!素敵な毎日に🐤

伊藤若冲の葛藤 京都

mapuです。

このブログにお越しいただきありがとうございます。

 

今日のアート   

若冲誕生 〜葛藤の向こうがわ~@福田美術館

 

f:id:mapu888:20200317124325p:image

伊藤若冲(1716-1800)は、京都錦小路にある青物問屋

「枡屋」の長男として生まれました家業を続けるのか、

絵に専念するのかという葛藤に苦しんでいた若冲を解放したのは、

彼の絵の才能を見いだし、精神的に支えた大典禅師をはじめとする禅僧や支援者たちでした。
彼らが若冲やその家族を援助し励ましたことで、

40歳で家業を弟に譲り、絵を描くことに専念します。 

本展では、初公開となる若冲30代の初期作品《蕪に双鶏図》をはじめ、

初期から晩年までの作品と若冲に影響を与えた禅僧や画家たちを取り上げ、

若冲作品の魅力とその背景に迫ります。

引用:福田美術館「若冲誕生 葛藤の向こうがわ」  

 

週末いかがお過ごしでしたか?

 

若冲見てきました。

 

今回は、嵯峨嵐山、福田美術館。

 

去年オープンした、

素晴らしい現代美術館。

江戸時代から近代までの1500点を貯蔵。

 

私立の美術館だからでしょうか・・

すぐに再開し、

前もっての予約は必要なものの、

ナント、展示品撮影可能。。

 

こっちが大丈夫ですか?

と尋ねるほど。

 

今のところ、

公立のミュージアムではないことですよ‼‼

 

インスタ効果を狙ってるのか?

外国の美術館みたいに結構おおらか。

ご覧くださいませ。

 

f:id:mapu888:20200531235453j:image

バードコレクションでしょ。

 


f:id:mapu888:20200531235504j:image

 

 

f:id:mapu888:20200531235509j:image

 


f:id:mapu888:20200531235458j:image

 


f:id:mapu888:20200531235512j:image

 

f:id:mapu888:20200601000239j:image

カフェ&レストラン まるでここも、美術館! 

 

f:id:mapu888:20200531235519j:image

 

f:id:mapu888:20200601003911j:image


 

人のごった返してない、

小雨の嵐山、渡月橋

非常にレア。

風情あります。

 

 

さて、伊藤若冲ご存知ですか?

 

ワタシの大好きな画家のひとり。

 

江戸時代に描かれたものなのに、

新しい。

 

このデェフォルメした独特の構図、

遊び心、マンガ的な要素が、

現代のヤングピープルを虜にしています。

 

 ギャラリー1・2が展覧会で、3もありますが、

こちらは明日ご紹介します。

 

お楽しみに^^

 

 <アクセス> 

f:id:mapu888:20200324235719j:plain

福田美術館アクセス

 若冲といえば、忘れてはならないのが、

ジョープライス氏。

 

プライスさんはアメリカ人。

1960年代から、

まだ大半の日本人が気づいていなかった

若冲の価値にいち早く気付き、

ガンガンコレクションに。

 

ちなみに、奥様も日本人、

お目が高い👍

オリエンタルビューティーに気づいてはったんですね!

 

今でこそ、若冲は人気者で京都のシンボルになり↓

生まれ故郷錦市場に錦を飾ってます。

 

 

f:id:mapu888:20200324235940j:plain

錦市場

ただでさえ富豪の「目利き」プライスさんは

コレクションのおかげで、超超富豪に。 

 

数多くの日本で行われた若冲の展覧会は

プライスコレクションなんです。

 

その彼のコレクション約190点が、

このたび、9月に日本に里帰り。

 

www.nikkei.com

 

出光美術館(東京・千代田)が江戸絵画の収集で知られるエツコ&ジョー・プライス夫妻のコレクションの一部、約190点を購入したと発表した。

プライス氏は1963年の初来日以降、日本人のエツコ夫人とともに日本の美術品を収集してきた。その9割以上が江戸期の絵画で、若冲や曽我蕭白らの作品に「当時の日本人の大半がまだ気づいていなかった新しい価値」(美術史家の辻惟雄氏)を見いだし、現在の日本美術ブームの基盤を築いたといえる。自邸を若冲の画室になぞらえて「心遠館」と名づけ、収集した作品を日本美術の研究者らに惜しみなく開放した。辻氏は日本美術の優品が次々海外に流出することを憂いつつ、「そこはわれわれにとって、異国での旅の疲れを癒(いや)す、このうえない休養所・避難所でもあり、同時にその優れた江戸絵画コレクションを研究する場でもあった」とプライス邸の思い出を記している。

現在89歳のプライス氏は88年に米ロサンゼルス・カウンティ美術館にコレクションの一部を永久寄託。高齢となったことから残る美術品の行く末を考え始めたようだ。競売大手クリスティーズを通じて売却先を探す中、今年1月ごろには売却先として宗教系団体の名が美術業界で取り沙汰されたこともある。プライス氏が提示した条件は作品の散逸を防ぐため「一括購入」「江戸絵画の研究に役立てる」ことだったという。

いくつかの企業も購入に関心を示したが、江戸時代の禅僧、仙厓(せんがい)らの文人画や中国・日本の陶器などを所蔵する出光美術館は最良の選択だったのではないか。同館の笠嶋忠幸学芸課長は「江戸絵画を俯瞰(ふかん)できる作品群であり、発信力のあるものがコレクションに加わった」と話す。新収蔵品の一部をお披露目する特別展「凱旋帰国! 江戸絵画の華(仮)」は2020年9月から開催予定。(窪田直子)

 

わたし達日本人のほとんどは、比較的、

「みんながいいと言ってる」とモノに

価値を置く傾向があります。

 

印象派はそれを象徴していますね。

 

プライスさん、

「誰が何と言おうと自分がいいと思うもの」軸がブレず。

 

この、「自分の感度を信じること」

大切ですね。

 

 

さあ、今日から6月。

通勤、通学が始まった方も多いのではないでしょうか。

うれし、新しい一週間を。