中学生アート思考
mapuです。
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今日のアート
「GUTAI」展@兵庫県立美術館
↑ 田中敦子《無題》1956-57年 兵庫県立美術館蔵
© Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association
――具体とは何ですか?
様式にこだわり頭でっかちにならず、前に影響したものにとらわれないで、自由にやりなさいということです。しかし美術学校など、そういうものの影響を受け育ってきて、急に新しいことをと言われてもできないので、例えば当時、具体の白髪一雄は、泥に入り体ごとエネルギーを使って制作したり、足を使って描いたりしました。私の場合は、新しい素材から入りました。50年代後半に市販され出した木工用ボンドをキャンバスに大量に流し、扇風機やドライヤーで急激に乾かすことで、有機的で官能的な造形を、平面に立体的に表現しました。ただし、材料だけ新しくても作品にはなりませんから、自分のアイディアを加え、対話しつつここまで来ました。引用:エキサイトニュース
1954年に始まった「GUTAI」。
こちらでは、美術館のコレクションでもある72年までの作品を
ご紹介します。
’54年といえば、日本が高度経済成長に入るころです。
そのころの若者はデモにしてもハンパない。
非常に大きなエネルギーを
持て余してたんじゃないかと想像します。
どうぞご覧ください。
Coldplay - Viva La Vida (Official Video)
田中敦子 作品
ひっそりした美術館に中学生が・・!
ビジネス界で「アーティストの思考プロセス=アート思考」が注目されていますが、私はアートは植物と似ていると考えています。アートにおける作品は、植物で言えば花。でも本当に重要なのは地面の下です。その人独自の興味のタネと、そこから四方八方に伸びる探究の根があるかどうか。
これからは「正解を見つける力」よりも「自分なりの答えを作る力」が必要ですが、元になるのはこの興味のタネと探究の根です。それらを育むのに美術はうってつけ。だからこそ授業の手法もアップデートが必要だと思います。
引用:「13歳からのアート思考」著者のユニークな授業より
「なんやねん、これ・・」
中学生、戸惑いながらも
じっくり抽象物体を観察してます。
ヨーロッパの美術館でビックリしたこと。
・ほとんどの美術館が無料であること。
・学校の授業として、幼稚園や小学生たちがゴッホやピカソの絵を鑑賞し
自分の考えを述べている。
元永定正
今井祝雄
坪内晃幸
吉原治良
「GUTAI」 2/7まで。
<アクセス>
東京には名立たる美術館がたくさんありますね。
東京の中学校は美術課外授業があるのだろうか・・?
自分自身も小さいころに、
そんな美術の授業を受けたかったと思います。
子供だけじゃなく、みんなにとって
「正解」ではなく「自分なりの答え」がまさに必要な今、
アートが追い風になりますように。