視覚障碍者のためのアート鑑賞
mapuです。
このブログにお越しいただきありがとうございます。
今日のアート
イタリア現代陶芸の巨匠 ニーノ・カルーソ
@京都国立近代美術館
とっても興味深い美術館鑑賞ツアーに参加しました。
その名も「ミュージアム・アクセス・ビュー」
見えない人/見えにくい人との「言葉」を使った
鑑賞ツアーや創作和―ショップを行う機関です。
抽象画や現代アート、美術館巡りに慣れた私も
目の不自由な人と共にする鑑賞は初めての体験。
その上、偶然にも、
ABCラジオの取材で来てはった三代澤康司氏が同じグループに。
(関西では言わずと知れた人気アナ、好感度大)
そして、ナ、ナント‼
その日の鑑賞風景が今朝ラジオで放送されました。
目の見えない人は目の見える人に
いろんな質問を投げかけ、
決して黙ったまま鑑賞してはいけないツアーなのですが・・
長年言葉だけで表現する
パーソナリティをされている三代澤さんも
「まあ大変、言葉だけで作品を説明するのは至難の業!でした」と。
四苦八苦しながら、
下記のような抽象的な彫刻を見て回ること3時間。
計92点の内、時間の関係で
わずか4点についてしか鑑賞できなかったのです。。
目の不自由な方もアートを鑑賞したいし、
たくさんある疑問をスッキリしたいし楽しみたい。
そして、健常者たちは
「いつもなら素通りしてしまう」こと(思い・感想・感情)を
一生懸命考えて理解してもらうように表現するという
いつもは使わない脳の部分を使うような作業。
心地よい疲れと一体感。
一同感激。
帰り道はなにか新しい宝物でも手にしたような興奮状態。
もっともっとアートが好きになった。
こんな美術館がもっと増えればいいですね。